雑貨セレクトショップ mederu
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2012年 年末所感
やはり今年のまとめを書いておかないと年が越せないと思ったので今年の所感をツラツラと書いてみます。
2012年も色々ありました。
mederuもおかげさまで6周年を迎えることができました。
春の企画展『ノスタルジア***mignonne8・サトウユカ・unip 3人展***』や秋の『てぬぐいろいろ展6』も開催できました。
不況不況と言われる世の中、確かに小規模店舗にとっても決して楽ではない厳しい状況ではありますが、今後もスタッフと共に精一杯魅力ある品ぞろえとサービスに努めていきたいと思います。
どうぞ皆さま、今後ともmederuをよろしくお願いいたします。
店の取材や雑誌『シビルミニマム』への掲載などもありました。
地域活動のほうで講師として呼んでいただく機会も増えました。
活動は仕事や家庭との両立で大変な時もありますが、全て自分の意志でやっていることです。口を動かすだけでなく手を動かす大切さ。他を責めるよりも自分の足元の空き缶を黙って拾っていくような地道な行い。このような活動からはよい意味での刺激を受けることも多く、全てが貴重な経験です。
今後も活動を続けながら自分なりに成長していきたいと思っています。
こう考えていくと、今年は昨年にも増して忙しかったように思います。
実家で夕飯を食べなくなったことも忙しくなった要因の一つでしょうか。でも精神的に楽になった部分もあります。(一週間に一回は父母の生死の確認の意味でも実家で食べる事にしていますが。)父母との関係はまあ、変わりなく良好と言えば良好です。
その他にも忙しくなった要因はあり(ブログに全てを書いているわけでもなく)、色々なことを始めた年ともなりました。
様々な出会いもありました。
これまであまり関わってこなかったような人々ともたくさん出会いました。…なんだろう…木を見て森を見ていない人々って、こんなにいるんだな、という発見をしました。
例えば…選挙に行かず、それを平然と口にできる人々。
自分の周りには行くのが当たり前の人たちが多かったのですが、国民全体の投票率を見るとかなり低い…これはどういったことかと思っていたら、“ああ、こういう人たちが行かないのか!”と目の当たりにしました。
その人たちの言い分としては「忙しくて…。」「誰に入れても同じだから。」「今の政治はつまらないから。」などなど…。
そんな時、私は淡々と自分の考えを言うようにしています。
忙しい人のために期日前投票というものがあること、誰に入れても同じだから入れないというそういった考え方からは何も生まれないこと、いい人がいないと言うなら自分が出ればいいこと、自分が出ないなら誰かに入れればいいこと、つまらないなどと文句を言いたければまずは行くこと、行きもしないで文句を言うのはマナー違反だと思っている人は少なくないよということ。(でも、行かない人に限って文句だけは人一倍多かったりする…。)そして最後に、「もったいない!」と言います。
言われた人は最初ちょっと驚くようですが、「そっか。」と納得してくれる人も案外多いものです。それほど強いポリシーがあるわけでもなく、ただあまり考えずに行ってないだけという人が、行ってない人たちの過半数なのかもしれません。
私が思う“もったいない!”の中には、せっかく社会の一員なのにそれを自ら放棄してしまうなんて、という思いと、社会を担っている一人であると自覚することは、自信と誇りと責任につながり、それらは自分の生きがいにもつながるものなのに、という思いから。
誰に入れても一緒だと言った人は「今、生きる目的を失っているんだよね。」とも言っていました。「それって悲しいでしょ。」と言うと、「そう。」と…。とりあえず、選挙に行くことと、「飲みに行くか!」と言いました。
子どもがいて選挙に行かなかった人も、なんてもったいない!と思います。
子どもに“ウチのお父さんとお母さんは選挙に行った”という姿を見せる、それだけでも社会教育になるのに。
そしてできれば投票する姿も子どもに見せたほうがいいと思う。あの、厳粛なムード…大人たちがかしこまって皆無言で、自分の意志を一枚の紙に書き込む姿を見せることは、その子の中に何かを残すと。
もし、家の事や子どものことで忙しくて投票に行かなかったという人がいたとしたら、「あなたが必死で守ろうとしているその家庭や子どもはどこにあり、どこで生きている?」と問いたい。
家庭優先が悪いことではないけれど、社会の一員としての役割を考えないでの家庭優先というのは、気付いていないかもしれないけれど、自分の家庭さえよければ…という考え方と実は同じで、そしてその考え方はまわりまわって自分の家庭を壊すことにつながっている…。
あら、今年のしめくくりのブログ、社会的な話題になってしまいました。
あとは…女性(女)というものについても考えた年でした。
瀬戸内寂聴の小説『花芯』を読んだことも影響しているかもしれません。
当時この小説が出た時“子宮作家”と酷評されたそうですが…私はこの小説から、女の性といったことの他に、“女性の自立”といったテーマ性を感じました。
寂聴さんがテーマの一つにしているのは“女性の自立”なのではないか、と。
それは、経済的なことばかりではなく、精神的な自立。
これはとても大切なことだと私も常々思っています。
女性が精神的な自立を果たすことは、実は現代社会でも容易なことではなく、でもそれを実現させていくことは女性としてとても大切だと思っています。
それは何も男勝りに働いて稼ぐとか、どこかの女教授のようにズケズケと自己主張をしていくとかそういったことではなく。
男女の性差はどうしたってあり、それによる役割分担があっても当然です。ただそれを互いに認め合い、尊重した上での役割分担なのかどうか、そこは極めて重要です。
先日夏木マリが何かで「誤解を恐れずに言えば、男は女が育てるもの。そう思うと一層愛おしい。」と言っていました。男や女をバカにしているわけでもなく、互いに認め合い、高め合う存在として一層愛していく…といった関係。この言葉の男女の部分を入れ替えてもいいと思います。
きっと、男性は女性が思っている程馬鹿でもなく、女性は男性が思っている程狭い世界で生きているわけでもない。
ジュディオングの『魅せられて』の歌詞だって、
「好きな男の腕の中でも 違う男の夢を見る uh…Ha… 私の中でお眠りなさい…。」と言っています。
男の腕の中で寝ている女が「私の中でお眠りなさい。」と言っているのです。女は深いのです。
そう、男と女は全て分かりあえるわけではないから惹かれあうのだと思います。
いずれにしても、大人と大人の、依存型でなはく自立型が、男女のよい形だと思います。
あらあら、今度はこんな方向に話がいってしまいました。
その他にもミラノとニースへの旅もありました。この旅の事はまたいつかもっと書きたいのだけれど…。
世間的にはロンドンオリンピックや各地での自然災害、オウム真理教指名手配犯の逮捕、そして年の瀬の選挙などもあり…とにもかくにも、今年もあれやこれやと色々なことを考え、感じた年でした。
来年もきっとこの調子でいくのでしょう。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
雑貨セレクトショップ mederu(メデル)のホームページはこちら→http://mederu.jp/
2012年も色々ありました。
mederuもおかげさまで6周年を迎えることができました。
春の企画展『ノスタルジア***mignonne8・サトウユカ・unip 3人展***』や秋の『てぬぐいろいろ展6』も開催できました。
不況不況と言われる世の中、確かに小規模店舗にとっても決して楽ではない厳しい状況ではありますが、今後もスタッフと共に精一杯魅力ある品ぞろえとサービスに努めていきたいと思います。
どうぞ皆さま、今後ともmederuをよろしくお願いいたします。
店の取材や雑誌『シビルミニマム』への掲載などもありました。
地域活動のほうで講師として呼んでいただく機会も増えました。
活動は仕事や家庭との両立で大変な時もありますが、全て自分の意志でやっていることです。口を動かすだけでなく手を動かす大切さ。他を責めるよりも自分の足元の空き缶を黙って拾っていくような地道な行い。このような活動からはよい意味での刺激を受けることも多く、全てが貴重な経験です。
今後も活動を続けながら自分なりに成長していきたいと思っています。
こう考えていくと、今年は昨年にも増して忙しかったように思います。
実家で夕飯を食べなくなったことも忙しくなった要因の一つでしょうか。でも精神的に楽になった部分もあります。(一週間に一回は父母の生死の確認の意味でも実家で食べる事にしていますが。)父母との関係はまあ、変わりなく良好と言えば良好です。
その他にも忙しくなった要因はあり(ブログに全てを書いているわけでもなく)、色々なことを始めた年ともなりました。
様々な出会いもありました。
これまであまり関わってこなかったような人々ともたくさん出会いました。…なんだろう…木を見て森を見ていない人々って、こんなにいるんだな、という発見をしました。
例えば…選挙に行かず、それを平然と口にできる人々。
自分の周りには行くのが当たり前の人たちが多かったのですが、国民全体の投票率を見るとかなり低い…これはどういったことかと思っていたら、“ああ、こういう人たちが行かないのか!”と目の当たりにしました。
その人たちの言い分としては「忙しくて…。」「誰に入れても同じだから。」「今の政治はつまらないから。」などなど…。
そんな時、私は淡々と自分の考えを言うようにしています。
忙しい人のために期日前投票というものがあること、誰に入れても同じだから入れないというそういった考え方からは何も生まれないこと、いい人がいないと言うなら自分が出ればいいこと、自分が出ないなら誰かに入れればいいこと、つまらないなどと文句を言いたければまずは行くこと、行きもしないで文句を言うのはマナー違反だと思っている人は少なくないよということ。(でも、行かない人に限って文句だけは人一倍多かったりする…。)そして最後に、「もったいない!」と言います。
言われた人は最初ちょっと驚くようですが、「そっか。」と納得してくれる人も案外多いものです。それほど強いポリシーがあるわけでもなく、ただあまり考えずに行ってないだけという人が、行ってない人たちの過半数なのかもしれません。
私が思う“もったいない!”の中には、せっかく社会の一員なのにそれを自ら放棄してしまうなんて、という思いと、社会を担っている一人であると自覚することは、自信と誇りと責任につながり、それらは自分の生きがいにもつながるものなのに、という思いから。
誰に入れても一緒だと言った人は「今、生きる目的を失っているんだよね。」とも言っていました。「それって悲しいでしょ。」と言うと、「そう。」と…。とりあえず、選挙に行くことと、「飲みに行くか!」と言いました。
子どもがいて選挙に行かなかった人も、なんてもったいない!と思います。
子どもに“ウチのお父さんとお母さんは選挙に行った”という姿を見せる、それだけでも社会教育になるのに。
そしてできれば投票する姿も子どもに見せたほうがいいと思う。あの、厳粛なムード…大人たちがかしこまって皆無言で、自分の意志を一枚の紙に書き込む姿を見せることは、その子の中に何かを残すと。
もし、家の事や子どものことで忙しくて投票に行かなかったという人がいたとしたら、「あなたが必死で守ろうとしているその家庭や子どもはどこにあり、どこで生きている?」と問いたい。
家庭優先が悪いことではないけれど、社会の一員としての役割を考えないでの家庭優先というのは、気付いていないかもしれないけれど、自分の家庭さえよければ…という考え方と実は同じで、そしてその考え方はまわりまわって自分の家庭を壊すことにつながっている…。
あら、今年のしめくくりのブログ、社会的な話題になってしまいました。
あとは…女性(女)というものについても考えた年でした。
瀬戸内寂聴の小説『花芯』を読んだことも影響しているかもしれません。
当時この小説が出た時“子宮作家”と酷評されたそうですが…私はこの小説から、女の性といったことの他に、“女性の自立”といったテーマ性を感じました。
寂聴さんがテーマの一つにしているのは“女性の自立”なのではないか、と。
それは、経済的なことばかりではなく、精神的な自立。
これはとても大切なことだと私も常々思っています。
女性が精神的な自立を果たすことは、実は現代社会でも容易なことではなく、でもそれを実現させていくことは女性としてとても大切だと思っています。
それは何も男勝りに働いて稼ぐとか、どこかの女教授のようにズケズケと自己主張をしていくとかそういったことではなく。
男女の性差はどうしたってあり、それによる役割分担があっても当然です。ただそれを互いに認め合い、尊重した上での役割分担なのかどうか、そこは極めて重要です。
先日夏木マリが何かで「誤解を恐れずに言えば、男は女が育てるもの。そう思うと一層愛おしい。」と言っていました。男や女をバカにしているわけでもなく、互いに認め合い、高め合う存在として一層愛していく…といった関係。この言葉の男女の部分を入れ替えてもいいと思います。
きっと、男性は女性が思っている程馬鹿でもなく、女性は男性が思っている程狭い世界で生きているわけでもない。
ジュディオングの『魅せられて』の歌詞だって、
「好きな男の腕の中でも 違う男の夢を見る uh…Ha… 私の中でお眠りなさい…。」と言っています。
男の腕の中で寝ている女が「私の中でお眠りなさい。」と言っているのです。女は深いのです。
そう、男と女は全て分かりあえるわけではないから惹かれあうのだと思います。
いずれにしても、大人と大人の、依存型でなはく自立型が、男女のよい形だと思います。
あらあら、今度はこんな方向に話がいってしまいました。
その他にもミラノとニースへの旅もありました。この旅の事はまたいつかもっと書きたいのだけれど…。
世間的にはロンドンオリンピックや各地での自然災害、オウム真理教指名手配犯の逮捕、そして年の瀬の選挙などもあり…とにもかくにも、今年もあれやこれやと色々なことを考え、感じた年でした。
来年もきっとこの調子でいくのでしょう。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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by mederu8
| 2012-12-31 17:23
| 日記
最新の記事
ありがとうございました.. |
at 2018-10-01 09:16 |
リニューアルセールはあと2日! |
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