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雑貨セレクトショップ mederu


mederuは、心地よさ、まごころをテーマにした 「人にやさしい雑貨屋」です。
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キッズボランティア説明会から

※明日7/20(水)は午後3時から営業の予定ですが、台風の状況によっては臨時休業します。その際はまたこちらでお知らせします。
※あさって7/21(木)と翌7/22(金)はお休みです。7/23(土)から営業します。

ハリボーの通信教育の例文を作る問題に、最近やたらと私が登場している。
手抜きか!?↓
キッズボランティア説明会から_c0199743_19492981.jpg


そんな(どんな?)ハリボーと、先日、夏休みのキッズボランティアの説明会&申し込みに行ってきました。
ハリボーの意志によるものではありません。だましたような格好で連れて行ったのです。

だいたいハリボーは、初めてのことをすることや、初めての場所を嫌います。
しかもボランティア嫌い…と言うよりも、したことがないのだから、好きも嫌いもないはずなので、“ボランティア”という言葉が何となくイヤなんだと思う。
まあ、ハリボーの気持ちも分からなくもないのです。
“ボランティア”という、よく分からないものに母が熱心で、その“ボランティア”という活動のために母の帰りが遅くなったりしていて、そんな“ボランティア”という名の奴に対して悪く言う人は周りにおらず、なにか得体の知れないいけ好かないものだ、といった複雑な感情があるのかもしれません。

私も別に、ハリボーにボランティアを好きになって欲しいわけでもありません。
それはハリボーが決めることであって、親の影響で好きになったり嫌いになったりすることは幾らでもあることなので。
ただ、やってもみないうちからイヤだと決めつけるところがハリボーの一番よくない所だと思っているのです。

キッズボランティアのお知らせを見たとき、その内容はどれも親として子どもにぜひ体験してみて欲しいものばかりでした。
川の自然を守る活動、放射能についての話を聞く、被災者からのお話を聞く、高齢者施設でのボランティア活動、保育施設でのボランティア活動、障害者と共に絵を描く、エコやエネルギーについて考えよう~廃油から作るキャンドル製作~…などなど。
夫と、「説明会行ってみようか。でもハリボーに言ったら絶対嫌がるよね。黙って連れてくか…。」と相談して実行しました。
ハリボーには、「ちょっとお母さんとボランティアセンターに行こう。」とだけ言って。

説明会にはたくさんの子どもと親たちが来ていました。
親しくさせてもらっているボランティアセンターの職員さんが説明を始め、私はその中の言葉に聞き入っていました。
「ボランティア活動について話した後、お子さんに“ボランティアってどういうものか分かった?”と聞くと、ある子が“それって、優しい気持ちっていうこと?”と言ってくれました。拍手でした。」というエピソードや、
「自分の好きなことをみんなのためにする」
という言葉。
この言葉は私にとっては目から鱗でした!
“そう!そうだ!私がずっと言いたかったことはこんな簡単な言葉でよかったんだ。「自分の好きなことを自分のためにする」のではなく、「自分の好きなことをみんなのためにする」、その素晴らしさ。”
一人そんな感動を味わっている私の横でハリボーは、「ウ~。ヤダ…。絶対ヤダ。やらない。」と小さくうめきながら私のことを肘でつついたり、嫌がらせばかりしてきました。

あとは根くらべ。
ハリボーのやりたくない理由が、私を納得させるようなものならば、私も無理強いはしません。
でも、ハリボーのやりたくない理由は、やったことがないからやりたくない、というものなのです。
いつもそう。それでは何も広がっていかない。こういうタイプの子の場合、最初は無理やりにでもさせてみることも必要と思う。
食べ物でもそう。初めての物を食べたがらない子をいいよいいよとそのままにしていたら、食わず嫌いの物が増える。そこをまず一口でもいいから食べてみな!と食べさせてみると、意外に美味しい!と気づくことが幾らでもある。
それで本当に嫌いだというのと、食べず嫌いとは意味が違う。

ハリボーのこのような性格は一体いつからだろうと、さかのぼって思い返してみたら、お腹にいる時からだった!
ずっと順調にきて、心音も元気いっぱいで何の問題もないのに、予定日を10日過ぎてもいっこうに出て来ないハリボー。
きっと“そっちの世界は初めての所だし。”とグズグズしていたのだろう。
その間にどんどん頭が大きくなってしまい、小柄な私には自然分娩は大変かもしれない、ということで予定帝王切開となったのだ。
そのくせ予定帝王切開の当日の朝になって陣痛が来た。これもきっと“そろそろ出なきゃやばいかも!”とおずおずと出てこようとしたのだろう。
でも結局頭が大きかったため、急いで先生たちを集めて帝王切開になったのだった。
だから私は陣痛の痛みも少し知っているし、帝王切開の術後の痛みも経験させられた。
そうか、そこからか!と思ったら、これは相当手強いぞ、この先も…と思いました。

そして、しばらく押し問答が続きましたが、私の最後の手段(あまり使ってはいけないと思いながらもつい使ってしまう…)、「じゃあもう好きにしな。お母さんはもう知らないから。」の印籠を出したら、鼻にしわを寄せて「フンッ!」と一つにだけ○をつけたハリボー。
障害者と共に絵を描く、アートのコースでした。

周りの子のほとんどは積極的で、「俺全部やってみたい!」と全てにチャチャッと○を付けて申し込んでいたり、お母さんと相談しながら「これとこれと…あ、これもやってみようかな。」と微笑ましく○をつけている子もいました。
そういう子を見ると、あぁ…と思います。
でもハリボーの他に一人だけ、お父さんに連れてこられたと思われるハリボーのような子がいて、その子もじっと固まりながら目からは涙が出ていて、タオルで拭いている横でお父さんがとつとつと「放射能の話しを聞くのはどうだ?」などと懸命にどれかを選ばせようとしていました。
あの親子はどうなっただろう?最後まで席に残っていたな。あのお父さんは私のような最後のちょっとずるい手段は使わずに、根気よく説得して選ばせたのだろうか。それとも諦めたのだろうか…。

帰り際に出した「今日の説明会に参加した理由」のアンケートでは、「前から興味があったから」や「何となくやってみようと思ったから」などのどの選択肢にも当てはまらないと、ハリボーは「その他」に○をして、備考欄にしっかりと「母に連れてこられた。」と書いていました。
それを見せながらボランティアセンターの所長さんに経緯をサラッと話したら、「アハハ!でも本当のことだからしょうがないよねぇ!」と言われ、ハリボーは“そんな、主催者側の人にやりたくないなんて言ったら悪いじゃないか”と思ったようなバツの悪い顔をしながら、愛想笑いを浮かべて申し込んでいました。内弁慶で外面のよいハリボーです。

この申し込みの一件を姉に話すと、「まずやらせてみないとね。どう感じるかは別にして、いい経験になるよ。」と言っていました。
行ったら行ったで楽しめると思うのだけれど…。

そうそう、ちなみに、日本最大のボランティア団体ってどこかご存知ですか?
私はこの説明会で初めて知りました。
でも言われてみれば“なるほど!”と思いました。
日本人の誰もが知っていると思いますよ。
地域活動をしているメンバーの中にも、ここに属している人がいます。
かなり焦らしましたね!
正解は…『日本野鳥の会』!だそうです。
そう言われてみれば、その会ってボランティア団体なのですね。野鳥の保護などをボランティアでしているわけで。
まさに「自分の好きなことをみんなのためにする」団体です。
鳥好きの人が自分の家で飼って楽しむ、という「私→私」の枠を出て、鳥好きの人が、野生の鳥を大切にすることで自然環境を守り、「私→公」という流れの中で社会的な役割を果たしています。
紅白で双眼鏡使って赤組白組の数を数えていただけじゃないのよ。
『日本野鳥の会』を見直した一日でもありました。

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by mederu8 | 2011-07-19 20:01 | 日記

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